僕らの思い出は消えやしないから   

 大学時代の友達2人と、学生時代を過ごした街で会う。昔に戻ったような不思議な気分。

まずは大学に潜入。卒業してから研修で何回かは来たことあるけど、仲の良かった人たちと行くのは印象が全然違うなぁ。自分達に流れる雰囲気は変わらないのに、大学の中は何となく変わっていて、そのギャップが変な感じ。

練習やってるかと思って部室に行ってみたけど、今日は早くに終わってたみたいで誰もいなかった。なので部室へ潜入。変わらずに今もある写真とか張り紙とか、懐かしいなあ。
  
私たちが全国大会に行ったときの写真を発見。あの時が一番部活頑張ってたし楽しかった。
あれが私の青春だった・・と思います。もうちょっと頑張っておけば良かったかな。
今後の私の人生を考えたとき、大勢で同じ方向に向かって頑張って結果を出して泣いて喜ぶっていうことはもうないかもしれないもんねー。振り返ると貴重な経験だったってことがよく分かる。

そのときはもう忙しくて辛くて大変だったけど、今日こうして一緒にいる友達も、部活をしていなかったら友達にはなっていなかっただろうし。とにかく先輩にも後輩にも可愛がってもらって、ずっと長く付き合える友達もできたしやってて良かった。


 その後は飲み会。何て楽なんだ!!私よく喋ってるなーと途中で思った。本当に気兼ねなく付き合える男友達は大学のときにできた友達ばっかりだなぁ。「お前は不器用だからなー」とか言われて、最近ちょうどそういうこと考えてたんだよーどうしたらいい?って聞いたら「別にどうもしなくていいよ、羨ましく思う必要ない。そういう奴だって分かってるから、出来ないことは助けてもらえばいいんじゃない」と言われて何だか安心した。認められてるっていうのは嬉しいことだなあ。いつも適当に扱っててごめんっていう気分になった(笑)友達ってほんとに大事だ。